サブネットマスクを間違っても通信できる場合

サブネットマスクを間違うと中途半端に通信ができてしまう場合がある。

そもそも論

IPで通信する端末は、まず最初に相手が自分と同じネットワーク(サブネット)に属しているかどうかを調べ、ネットワークが異なればルータを経由して通信する

通信相手が同じサブネットに所属しているかどうかの判断は、自分に設定されたサブネットマスクを使う

IPアドレスサブネットマスク論理積(AND)をとって比較します。

で、サブネットを間違うとどうなる?

たとえば、コンピュータAのIPアドレスが「192.168.0.1」、サブネットマスクが「255.255.255.0」だったとしよう。そして、コンピュータBのIPアドレスが「192.168.0.2」、サブネットマスクが「255.255.0.0」だったとする

上記の場合、なんと設定が間違っているのに通信できてしまう サブネットマスクIPアドレスサブネットマスクから二つのコンピュータは別ネットワークであるはずだが、たまたまIPアドレスサブネットマスク論理積が同じなため、コンピュータAからはコンピュータBが、コンピュータBからはコンピュータAが自身と同じネットワークにいるように認識してしまう。

参考情報