Team Geek

以下の本を読んだ。メモ書きを残しておく。

Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか

Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか

感想

チームで働くことはとても面倒だ。孤軍奮闘してもしょうがない。文化にまかせよう。 システムとしての文化をどうやって作るかが問題だ。

ミッションステートメント

本書の目的は、プログラマがソフトウェア開発を効率的かつ効率的にするために、他人の理解・コミュニケーション・コラボレーションの能力を向上 させることである。

1章 天才プログラマの神話

  • ソフトウェア開発はチームがすべて。一人きりで作業をするのはリスクが高い。
  • チームで働くためのポイントHRT
    • Humility:謙虚
    • Respect:尊敬
    • Trust:信頼 →これらが欠如するとチームはうまくいかない。
  • 作品≠人格(next49さんもこんなことを言っていた気がする。)
  • 他人からフィードバックを受ける方法を考える。

2章 新しいチーム文化をつくる。

  • チームとしての作法、こだわり、誇り=文化
  • 強い文化が必要。良いものは取り入れ、悪いものは退ける。
  • コミュニケーションの原則:同期(会話)を減らし、非同期(文字)を増やす。
  • ハイレベルの同期:
    • プロジェクト‎の最初に方向性を明確化・共有化する(『意味のある』ミッションステートメントの作成)
    • 効率的なミーティング:アジェンダの達成のみを目的とした会議
    • 設計文書は必要→目的意識と更新継続が大事
    • 日常的なコミュニケーションをとるツールはいろいろある。少しずつ文化を育てていけばよい。

3章 船にはキャプテンが必要

  • マネージャー(管理屋)は要らない。チームを引っ張るリーダーが必要。
  • リーダはチームのサーバントである、

4章 有害な人に対処する

  • 有害な人→有害な振る舞いを持つ人
  • 有害な人ではなく有害な振る舞いをプロジェクトから追放する。
  • 感情的になってはいけない。
  • 無能で説明されることに悪意を見出すな。

5章 組織的操作の技法

  • 対応する価値はあるか?長期的なメリットはあるか、有益な方法で対応できるか。
  • 攻撃的な仕事と防御的な仕事。
    • 攻撃的な仕事:ユーザーに見える仕事
    • 防御的な仕事:長期的な健全性を確保するためのしごと(リファクタリングとか) →防御的なしごとだけでは、政治的な信頼性を獲得することはできない。防御的な仕事の割合はざっくり基準を決めてその範囲で行うべき。(1/3とか)
    • 依頼の方法:3つの箇条書きと行動要請
  • 政治は大事。でも手段。
  • 最終手段は逃げること。やることやっても無理なら逃げる。

6章 ユーザーも人間

  • オナニープレイは無駄。プロダクトで他人を喜ばせることがゴール。